指の関節が痛くなり、腫れてきたのですが、リウマチが心配です。
リウマチは、指に症状が出た場合は指のつけ根の関節(MP関節)や第2関節(PIP関節)に起こりやすいとされています。その他に手指の変形性関節症として、指の第1関節にへバーデン結節が、第2関節にブシャール結節が出現することもあります。指が痛む、腫れる等の症状が出てきたら、まずは整形外科やリウマチ科を受診して診断を受けることをお勧めします。
突き指をしてしまったのですが、どうすればよいですか?
突き指をした場合は骨折をしていることもあるため、基本的には安静第一で、固定ができる場合は割りばしや段ボール紙等でもいいので固定をしましょう。アイシングすることもお勧めします。突き指には骨折や靭帯損傷、腱断裂などが隠れていることがあるため、必ず医療機関を受診してください。
指の曲げ伸ばしをすると痛むのですが、どんな疾患が考えられますか?
腱鞘炎や関節炎が考えられます。腱鞘炎にはばね指などがあり、関節炎にはリウマチなどの膠原病によるものや、へバーデン結節等の変形性関節症によるもの、痛風などの炎症性疾患によるものや細菌等による化膿性関節炎があります。痛みの場所や腫れの有無などを確認し、レントゲンやエコー検査、さらには血液検査等を行い詳しく診断していきます。
野球肘がなかなか治らないのですが。
投げる動作は、肘の外側では圧迫、内側では牽引と、違った力が加わります。成長期にこの繰り返しが過度になることで野球肘が起こりやすくなります。通常は投球を休むことで軽快することが多いのですが、離断性骨軟骨炎などの成長軟骨の異常を伴うと後に手術が必要になることもありますので、一度レントゲンを撮ることをお勧めします。その上で、当院では理学療法士(PT)による運動器リハビリ等を実施して、肘の周りの筋緊張を和らげ、肘への負担を減らすため他の関節の動きを保つリハビリを行います。また、野球経験者のPTによる投球指導等も行います。