全身の疾患なら加古川市の宮島整形外科クリニック

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全身の疾患(骨粗しょう症・関節リウマチ・運動器不安定症
・脊柱側弯症・痛風・偽痛風・ロコモシンドローム)
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骨粗しょう症について

骨がもろくなって骨折につながり
日常生活に大きな支障をきたします

骨粗しょう症は、骨量の低下や骨組織の異常によって骨がもろくなり、骨折につながる病気です。脊椎(背骨)や大腿骨などが折れると動作が相当制限され、寝たきりや認知症の進行など生活に大きな支障を与えます。閉経や加齢に伴って生じる場合と、原因となる病気や薬が明らかな場合があり、多くは前者です。骨折するまでほとんど自覚症状がないため、日頃の注意が大切です。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 背中や腰が痛む
  • 身長が縮んだ
  • 歩行が不安定でよく転倒する
  • 閉経が早かった
  • 骨折したことがある

骨粗しょう症によって
引き起こされる骨折

橈骨遠位端骨折

肘から先にある2本の骨のうち、橈骨(とうこつ)と呼ばれる骨が手首部分で折れた状態です。コレス骨折、スミス骨折とも呼ばれています。転んで手をついた際に最も折れやすい部分で、小・中学生のお子さんと中年以降の女性に多く見られます。

腰椎圧迫骨折

外部から腰に強い圧力がかかって、腰骨の円柱状の部分がつぶれてしまった状態です。ご高齢の方や女性に多く、腰の強い痛み、脚の痛みやしびれ、麻痺といったヘルニアに似た症状を伴います。極端につぶれてしまった場合は、神経が圧迫されて筋力の低下を引き起こし、歩行が困難になります。

大腿骨近位部骨折

股関節を構成する太ももの骨(大腿骨)が折れた状態です。骨粗しょう症で骨がもろくなったご高齢の方が、転倒したり、尻もちをついたりした際などに多く発生します。足の付け根に痛みが生じ、立ったり、歩いたりできなくなります。

上腕骨近位部骨折

肩関節と肘関節をつないでいる上腕骨と呼ばれる骨が、肩関節の近くで折れた状態です。肩や腕に痛みが生じて、腕を上げたり、曲げたりできなくなるケースもあります。また、骨折から数日経って、肩や胸、二の腕などに青あざが現れることもあります。

関節リウマチについて

生活や仕事に支障が出る前に
関節の痛みは早めにご相談ください

関節リウマチは、手足をはじめ、全身の関節が腫れたり痛んだりする疾患です。特に、朝方に関節周囲の症状が強く現れるのが特徴です。進行すると関節の変形や脱臼、腱鞘炎などの疾患につながり、日常生活や仕事に支障が出るおそれがあります。痛みを実感した場合は、早めに診断、治療を受けることが大切です。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 手指が動かしにくい
  • 箸が上手く持てない
  • 手にこわばりがある
  • 関節の痛みがある
  • 関節が腫れている
  • ボタンが押しづらい

関節リウマチの原因

関節リウマチは、ウイルスの感染などをきっかけとして、身体の免疫系が自身の組織を異物として攻撃(自己免疫の異常)をしてしまい、関節の滑膜が炎症を起こし、滑膜が異常に増殖してしまいます。関節全体に炎症が広がり、骨や軟骨が破壊され、関節に変形を生じて、本来の関節機能を失ってしまいます。

治療方法

基礎療法
正しい疾患についての知識を持つ

正しい知識を持つと不必要な不安は解消されるものです。病気についての正しい知識を持ち治療内容や自分の病状を理解しておくことで、さまざまな事態や情報について賢い判断ができるようになります。また家族や友人、職場の人など周囲の人に病気のことを理解してもらい協力してもらうことも大切です。

関節の適切な保護

関節を冷やすことは避けましょう。冷房や冬の冷え込みが症状の悪化につながるので、冷やさない工夫が必要です。

適度な運動と安静

関節は、動かさないでいるとすぐに硬くなったりして、本来の機能が低下してしまします。そのため、普段から適切な運動をすることを心がけることが重要です。しかし、過度な運動は関節に負担をかけてしまいますので、適度な安静も必要です。医師との相談の上、運動量の調整をしましょう。

薬物療法
抗炎症薬 炎症を抑え、痛みを和らげる
抗リウマチ薬 免疫異常を改善し、疾患自体の進行を抑える
生物学的製剤 炎症や関節破壊を起こす物質の働きを抑制する薬
リハビリテーション
①運動療法

関節を適度にできる範囲で動かす、痛みのない範囲で関節を動かす習慣を持つことが重要です。関節は、放っておくとすぐにその機能が低下してしまうからです。しかし、痛みがあるにもかかわらず我慢しながら動かすことは逆効果ですので、負荷については医師と相談しながら進めてください。

適切な筋力強化運動 関節に負担をかけない方法での筋力強化運動が有効です。自分で無理に行おうとせず、医師に相談の上実施してください。
温水プールでの運動 プールは、関節に負担をかけずに全身を適切に動かすことができるため、有効です。ただし、体を冷やさないように温水プールに行くようにしてください。
首の運動は安易に行わない 症状が頸椎に及んでいる場合、軽度な負荷でも危険なことがあるため、注意するようにしてください。
②物理療法

水や温熱、光線、超音波などの物理的な刺激により血液循環を良くして痛みを和らげるのが物理療法です。一般によく行われるものに以下のようなものがあります。

温熱療法 パラフィン浴、ホットパック、部分浴など
冷却療法 アイスパックなど
電気療法 赤外線、超音波、レーザーなど
水治療法 入浴、水泳、バイブレーションバスなど
③装具療法

装具を使用する目的は関節負担の軽減、変形の進行抑制です。

代表的な装具 頸椎のカラー、足底板、膝の関節用装具、手指の装具
自助具について 自助具とは、関節に負担をかけずに、日常動作の不自由さをカバーするために使用します。福祉用具として購入することができるものもあれば、一般の量販店で購入できるものもあります。
リーチャー 手の届かないところに届く孫の手のようなものです。カーテンの開け閉めなど引っ掛けて動かします。長柄のブラシ、くし、マジックハンド、グリップメイト、歯ブラシなどにつけ握りを太くし握りやすくします。
手術療法

関節リウマチの症状が過度に進行し、手術適応となる場合もあります。その場合は、手術のできる信頼できる医療機関へご紹介させていただきます。

運動器不安定症について

気が付かないまま進行するため
正しい診断が大切です

加齢に伴い、下肢の筋力や体のバランス能力が落ちて、歩くのが辛くなったり、閉じこもりや転倒リスクが高まった状態のことを言います。重症化を防ぐために、正しい診断と専門家による治療が大切です。運動器障害は気が付かないまま徐々に進行します。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 椅子から立ち上がれない
  • 手すりがないと階段の昇り降りができない
  • 歩くときにふらふらしてよろける
  • 転びやすくなった

診断方法

運動機能低下をきたす1~11の疾患の既往があるかまたは罹患している方で、日常生活自立度あるいは運動機能が機能評価基準1または2に該当する方は運動器不安定症の心配があります。

運動機能低下をきたす疾患

1. 脊椎圧迫骨折および各種脊柱変形(亀背、腰部脊柱管狭窄症など)
2. 下肢骨折(大腿骨頚部骨折など)
3. 骨粗しょう症
4. 変形性関節症(股関節、膝関節など)
5. 腰部脊柱管狭窄症
6. 脊髄障害(頚部脊髄症、脊髄損傷など)
7. 神経・筋疾患
8. 関節リウマチおよび各種関節炎
9. 下肢切断
10. 長期臥床後の運動器廃用
11. 高頻度転倒者

機能評価基準

1.日常生活自立度:ランクJまたはA(要支援+要介護1,2)
※ランクJ(生活自立):独力で外出できる
ランクA(準寝たきり):屋内生活では自立できるが、介助なしでは外出できない
2.運動機能:①または②
①開眼片脚起立時間:15秒未満
両手を腰に当て、片足を床から5cm上げ立っていられる時間を測定します。
②3m timed up and go test:11秒以上
椅子から立ち上がって3m先の目標物を歩いて回り、再びに椅子に座るまでの時間を測定します。

脊柱側弯症について

将来的に慢性的な背中の痛みを
抱える可能性があります

脊柱側弯症とは、脊柱が側方に弯曲している状態を指します。多くの場合は症状が軽いことが多いですが、中には成長するにつれて悪化していくものもあります。悪化すると胸部の空間が狭くなり肺機能に影響を与える場合や、側弯症のない人と比較すると腰痛や背部痛が発症しやすくなる可能性があります。また、体の動きに支障が出ることもあるため、器具を装着したり重度の場合は手術が必要となることもあります。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 肩の位置が左右で違う
  • 片方の肩甲骨が飛び出して見える
  • 腰の位置が左右で違う

側弯症の種類

特発性側弯症

思春期(10~15歳頃)に発症・進行することが多く、成長が終了すると側弯症の進行も停止します。発症する原因はまだ分かっていません。

症候性側弯症

さまざまな病気に伴って発症するのが症候性側弯症です。先天的に椎骨の形に異常があるために発症するものや、脳性麻痺や筋ジストロフィーなどの、筋肉や神経の疾患を持っている場合など、さまざまな病気に合併して発症してくる場合があります。

痛風・偽痛風について

痛風は生活習慣の改善で
予防・改善ができます

足の親指のつけ根などが腫れて、「風が吹いても痛い」と形容されるほど強い痛みを感じる疾患です。足の甲やアキレス腱のつけ根などにも起こることがあります。暴飲暴食や肥満、激しい運動などにより血液中の尿酸値が上昇し、外的から体を守る白血球が反応して、こうした症状が現れると考えられています。高尿酸血症状態が続くと、腎不全につながるおそれもあり、十分な注意が必要です。

偽痛風は兆候なく突然発症します

尿酸値の上昇が原因の痛風に対して、尿酸以外の結晶による関節炎を総称して偽痛風と呼びます。高齢者に多く見られ、何の前兆もなく発症するのが特徴です。痛風を思わせる関節や関節周辺の強い痛みと腫れが現れ、発熱などの症状を伴う場合もあります。ただし、痛風よりも痛みは軽度で、1週間程度で症状は治まります。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 急に足の親指のつけ根が腫れた
  • 足の甲に痛みがある
  • 関節の痛みがある
  • 関節が腫れている

ロコモティブシンドロームに
ついて

思うように体を動かすことが
難しくなり
要支援・要介護状態にも
つながります

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、体を動かす骨や関節、筋肉、神経など運動器に何らかの問題があり、運動機能が低下している状態です。立ち歩きが大きな負担となり、15分以上歩けない、階段の昇り降りに手すりが必要といった状態になります。運動器に問題があると、健康な生活を送るのが難しくなります。要支援・要介護状態を避けるためにも、早くからロコモ予防を意識することが大切です。

CONSULTATION

こんな場合はご相談ください

  • 歩く速度が遅くなった
  • 腰痛や脚のしびれで歩きづらい
  • 長く歩けない
  • 関節が痛くて歩きづらい
  • よくつまずいたり転んだりする

7つの項目で分かる
ロコモチェック

1つでも当てはまる項目がある方は
ロコモの心配があります。
項目0を目指して一緒に
トレーニングしましょう。

1 片足立ちで靴下がはけない
2 家の中でつまずいたりすべったりする
3 階段の昇り降りに手すりが必要
4 やや体力が必要な家事がきつく感じる
5 2kg程度の荷物を持ち帰るのがつらい
6 15分以上続けて歩けない
7 横断歩道を青信号で渡りきれない