背骨が歪んでいると言われたのですが。
学校検診で見つかる思春期の特発性側彎症である場合があります。しかし、「背骨の歪み」や「骨盤の歪み」と言われるものの原因が腫瘍、圧迫骨折、骨粗しょう症などのこともありますので、おかしいと思ったら医療機関を受診して適切な検査を受けることをお勧めします。
重い物を持ち上げたら腰が痛くなってしまったのですが、良い応急処置はありますか?
動けるようでしたら基本的にはゆっくり動いてもらってよいですが、動けないくらいの痛みの場合は、横向きで膝を曲げて安静にしてください。徐々に動けるようになり次第、早めに医療機関を受診してください。そのほうが結果的に早く良くなります。温めるのか冷やすのかどちらが良いか、よく尋ねられます。急性の腰痛では一般的には冷やすことが勧められますが、お風呂などに入って温めることで楽になる場合は、無理に冷やす必要はないでしょう。
ぎっくり腰を予防する方法はありますか?
ぎっくり腰を予防するためには、悪い姿勢や物の抱え方などで日常生活における腰の負担を避けるような習慣を身につけることが大切です。その上で、体幹の筋力低下や可動域の低下が起きないように日頃から自分でできる運動により腰のケアを行うことが、ぎっくり腰などの腰痛予防につながります。当院ではそのような指導も行っています。